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長野の特殊詐欺被害24億円超 SNS投資詐欺が被害額を押し上げ
概要:長野県内の2026年1~7月の特殊詐欺被害は297件、24億7,400万円超となり、SNS型投資詐欺が件数と被害額で最多だった。

長野県内で特殊詐欺の被害が拡大している。2026年1~7月の認知件数は297件、被害額は24億7,400万円を超えた。前年同期と比べて件数は69件、被害額は8億円余り増え、2004年の統計開始以降で最悪のペースとなった。
前年同期の認知件数は228件で、今年は約30%増えた計算になる。被害件数と金額がともに膨らむなか、最も多かった手口はSNS型投資詐欺だった。
SNS型投資詐欺が件数、被害額とも最多
SNS型投資詐欺は71件、被害額は9億円を超えた。SNS上の広告やメッセージから投資グループへ誘導し、専用サイトやアプリに利益を表示しながら送金を重ねさせる手口が、県内の被害額を押し上げている。
2番目に多かったのは、警察官を名乗って事件への関与や口座調査を持ち出す「ニセ警察詐欺」だった。認知件数は63件、被害額は7億6,000万円余りに達した。
SNS型ロマンス詐欺も60件、被害額は5億7,000万円余りとなった。恋愛感情や将来の生活設計に関する会話を続けた後、投資や資金援助を持ちかける手口が被害につながっている。
上位3類型で被害額の約9割
SNS型投資詐欺、ニセ警察詐欺、SNS型ロマンス詐欺を合計すると194件となり、県内の特殊詐欺全体の約65%を占める。被害額は少なくとも22億3,000万円で、全体の約9割がこの3類型に集中した。
従来型の特殊詐欺では電話による接触が中心だったが、現在はSNS、ビデオ通話、投資サイト、インターネットバンキングが一つの流れとして使われている。接触期間が長くなることで、1人の被害者から複数回にわたって資金を受け取る事案も被害総額を押し上げる。
長野県警は2026年4月、急増するニセ警察詐欺を独立した手口として整理し、SNS型投資詐欺とSNS型ロマンス詐欺も特殊詐欺の分類に加えた。現在の統計には、電話を使った詐欺とSNSを起点とする投資・ロマンス詐欺の双方が反映されている。
7か月で前年年間被害額の64%に到達
長野県の2025年通年の特殊詐欺被害は454件、被害額は38億4,946万円だった。2026年は7月末の時点で、前年年間被害額の約64%に達している。
認知件数の増加に加え、SNS型投資詐欺やニセ警察詐欺による高額被害が全体を押し上げた。電話だけで完結する手口から、SNSや投資サイトを介して長期間接触する手口へと被害の中心が移り、特殊詐欺の金額規模も拡大している。
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