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概要:米市場では最近、新規株式公開(IPO)銘柄のパフォーマンスが振るわない。年末のホリデーシーズンが間近に迫っていることもあり、引き続き鈍いIPO市場を横目に、ウォール街は早くも来年に目を向ける動きが大勢だ。
2023年11月16日 12:55 JST
23年実施の主な4社のIPOのうち3社の株価、公開価格下回る水準
来年まで「あまり時間がない」-メルカートのカイザー氏
米市場では最近、新規株式公開(IPO)銘柄のパフォーマンスが振るわない。年末のホリデーシーズンが間近に迫っていることもあり、引き続き鈍いIPO市場を横目に、ウォール街は早くも来年に目を向ける動きが大勢だ。
最近では先週、損害保険のハミルトン・インシュアランス・グループとバイオテクノロジーのカーゴ・セラピューティクスが米市場で2億ドル(約300億円)強規模のIPOを実施した企業となった。両社のここ数日の不安定な株価動向は一段のIPO候補呼び込みにはつながりにくいだろう。
2023年に実施された主な4社のIPOうち3社の株価は公開価格を下回る水準にとどまっており、一部には今年はもう終わりにしようという雰囲気もある。
メルカート・パートナーズのマネジングディレクター、ジョー・カイザー氏は「全ては2024年だ。というのは、年内はさほど時間が残っていないのも一因だ。感謝祭で1週間、年末のホリデーで2週間が奪われるため、来年まではあまり時間がない」と語る。
英半導体設計会社アーム・ホールディングスは、ここ数カ月の間に大規模なIPOを行った企業で公開価格を上回って取引されている唯一の企業だ。ドイツのフットウエアメーカー、ビルケンシュトック・ホールディングと食料品配達プラットフォームの米インスタカート、マーケティング・データ自動化プロバイダーの米クラビヨは依然として苦戦を強いられている。
ブルームバーグがまとめたデータによると、この4社は今年の米市場でのIPOが247億ドル規模と昨年実績を上回る原動力となった。ただ依然として、活況を呈した21年の水準を92%下回るという。
米連邦準備制度の利上げサイクルと2つの戦争、リセッション(景気後退)の可能性を巡る議論に市場は苦戦する。ただ、ここ数カ月はファンダメンタルズが強固となってきており、年内に幾つか案件が出てくることもあり得る。中国の電気自動車(EV)メーカー、極氪智能科技や米国の試験・認証企業ULソリューションズは年内上場の可能性がある候補だ。
14日に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)は、地政学的な不確実性にもかかわらず、資産全体の上昇に拍車をかけ関係者を一段と楽観的にさせた。
カイザー氏は「インフレ率の大幅低下は、金利がこれ以上上昇せず、来年には利下げが行われるかもしれない可能性を示唆する。それはIPO市場の回復につながる」と語った。
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