イングランド銀行は英国財務省協力 英国でのデジタル通貨の立ち上げの可能性を検討

英国の中央銀行であり、世界で8番目の歴史の長い銀行イングランド銀行（Bank of England：BoE）は、本日の公式リリースにより、中央銀行デジタル通貨（Central Bank Digital Currency ：CBDC)の立ち上げを検討するためのタスクフォースを結成すると発表しました。

今回の発表は、英国が国内の暗号通貨の開発には熱心ではないが、CBDCは将来的に大きな役割を果たすと考えていると思われています。

イングランド銀行は、潜在的なデジタル通貨は、イングランド銀行が発行し、一般家庭や企業が使用する新しい形態のデジタルマネーになるとしています。「暗号通貨は、現金や銀行預金に取って代わるのではなく、それらと共存することになるでしょう」と述べています。

現在、CBDCの先駆けとなっているのは中国です。デジタル通貨電子決済（Digital Currency Electronic Payment：DCEP）は、2022年半ばに開始される予定で、すでに中国の一部の地方で大規模なテストが行われています。フランス、韓国、日本などでもデジタル通貨の導入が検討されていますが、イギリスが後に続く形になっています。

英国政府とイングランド銀行は、この声明の中で、英国にCBDCを導入するかどうかについてはまだ決定していないが、導入することのメリット、リスク、実用性について関係者と「広く」話し合っていくと述べています。一方、利害関係者が参加し、デジタル通貨のすべての技術的側面に関する意見を集め、銀行がそのような金融商品を設計、導入、運用するための技術的課題を理解するのを支援しています。

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