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概要:24日の米株式相場は続落。新型コロナ禍で勝ち組となっていたテクノロジー銘柄から、経済再開の恩恵を受ける銘柄へのローテーションが進んだ。
24日の米株式相場は続落。新型コロナ禍で勝ち組となっていたテクノロジー銘柄から、経済再開の恩恵を受ける銘柄へのローテーションが進んだ。
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ナスダック100指数の構成銘柄では、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズやペロトン・インタラクティブ、ドキュサインの下落が目立った。景気敏感株を買う流れの中、エネルギーや銀行、輸送に関連する銘柄は比較的好調となった。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数が前日比0.6%安の3889.14。ダウ工業株30種平均は3.09ドル(0.1%未満)安の32420.06ドル。ナスダック総合指数は2%低下。
米国債市場では、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.60%。米財務省が実施した5年債の入札(610億ドル、約6兆6300億円)では、投資家の需要を示す応札倍率が改善した。
外国為替市場ではノルウェー・クローネとカナダ・ドルが堅調。スエズ運河での大型コンテナ船座礁などを受けた原油相場の反発が背景にある。ドルはその他の主要通貨に対して上昇した。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。ドルは対円で0.1%高の1ドル=108円69銭。一時は108円96銭に上昇していた。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1812ドル。
ニューヨーク原油先物相場は急反発。昨年11月以来の大幅高となった。米在庫統計でガソリン需要が強まる兆候が示され、世界経済の回復ペースに対する不安が和らいだ。スエズ運河を大型コンテナ船がふさいでいる問題は、座礁した同船を動かす作業が25日まで中断されている。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は、前日比3.42ドル(5.9%)高い1バレル=61.18ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は3.62ドル高の64.41ドル。こちらも11月上旬以来の大幅高となった。
ニューヨーク金市場ではスポットと先物が反発。米国債利回りの上昇に失速の兆候が出てきたことを好感した。米耐久財受注が予想外に減少したことも、逃避先資産としての金の魅力を高めた。
金スポット価格はニューヨーク時間午後2時37分現在、前日比0.4%高い1オンス=1734.79ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、8ドル(0.5%)上げて1735.50ドルで終了した。
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